私的血統論

馬産地・日高地方から競走馬の血統を考察するブログ
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レッドリヴェール(GⅢ札幌2歳S)

<レッドリヴェール

今年のGⅢ札幌2歳Sは、極端な不良馬場のなかで開催されたが、小柄な馬体を物ともせずに3コーナーあたりから進出してきた1番人気レッドリヴェールが、最後の直線でも力強く伸びて優勝。

勝ちタイム1:59.7が示す通り、今回は非常に特殊な馬場でのレースであり、この結果が今後の指標としてどのくらい役立つかはわからない。

ただ、レッドリヴェールの血統パターン自体は非常に優れている。

まず血統的長所の一つとして挙げたいのが、息子と娘を経たCosmah4×5のクロスである。

レッドリヴェールはサンデー系×Northern Dancer系牝馬という成功パターンを踏襲しているが、この血統パターンはAlmahmoudクロスの影響が強く出るのが長所だ。

そのAlmahmoudの娘であるCosmahを息子と娘を経た形でクロスさせることにより、より大きな遺伝効果が期待できる配合になっている。

特にCosmah~Almahmoudのラインがレッドリヴェールのボトムライン(牝系)にも存在するという事実は、ミトコンドリア説の観点からも長所だと言えるかもしれない。

さらにレッドリヴェールの血統では、父ステイゴールドの2代母ダイナサッシュと、リヴェールの母ディソサードおよび2代母I'm Out、そして3代母ダンシングフリーの関係にも注目したい。


                  ┏Northern Dancer
        ┏ノーザンテースト(Hyperion4×3)
        
ダイナサッシュ(ステイゴールドの2代母)
        
        ┗ロイヤルサッシュ(Nearco/Prince Roseのニック)


        ┏Northern Dancer
      ┏牡
      Mississippi Mud(Hyperion4×4・5)
      
ディソサード(レッドリヴェールの母)
      
        ┏Sir Gaylord(Nearco/Prince Roseのニック)
       ┏牡
      ┗牝


     ┏Sir Gaylord(Nearco/Prince Roseのニック)
    ┏牡
   
I'm Out(レッドリヴェールの2代母)
   
                ┏Northern Dancer
              ┏牡
    ┗ダンシングフリー(Nearco/Prince Roseのニック)


           ┏Northern Dancer
         ┏牡
               
ダンシングフリー(レッドリヴェールの3代母、Nearco/Prince Roseのニック)


上記4つの血脈はNorthern Dancerの血脈およびNearco/Prince Roseを含む血脈という2点で共通する相似な血の関係にある。

特にダイナサッシュ≒ディソサードの関係においては、ノーザンテーストとMississippi MudというHyperionが強い血脈を持つ点でも共通していて、レッドリヴェールの血統パターンにおける核ともいえる手法である。

私は、ステイゴールドを配合する際に留意すべき点として、Northern DancerとNearco/Prince Roseを持つという点に加えて、Hyperion系の血脈が豊富である繁殖牝馬が候補に相応しいと考えている。

その点、ディソサードという繁殖牝馬は、血統的にこれらの条件をすべてクリアしていて大変好ましい。

ところで、私はサラブレ6月号でPOGピックアップを担当させて頂いたのだが、その推奨馬のなかに入れるのを最後まで迷ったのがこの馬だった。

自分のなかで同じ種牡馬の仔は2頭までにしようと考えていて、結局は日高地方産のステイ産駒を2頭ピックアップしたことからレッドリヴェールを推奨することは見送った。

当時は、所属クラブHPから育成場での調教VTRなどもチェックしたものだ。

ただ、これは個人的意見だが、ある程度血統を勉強している“血統派”と呼ばれる人たちならば、この馬をPOG指名や一口出資の対象にすることはそれほど難しいものではなかっただろう。

この馬の血統はステイ産駒の成功パターンの王道を行っているような配合パターンをしているし、クラブHPを見る限り馬体や動画による映像も水準以上のものだった。

唯一の気がかりは、ステイゴールドの牝駒ということで気性面がどうかと思うこともあるだろうが、すべての馬にそれが当てはまるわけではないし、動画を見てもレッドリヴェールから気性的にマイナスの印象を受けることはなかった。

もちろん、今後の成長次第ではいろいろと課題が出てくるかもしれないが、個人的には芝の中距離路線で今後も注目したい素質馬である。
[ 2013年09月03日 18:57 ] カテゴリ:競走馬 | TB(-) | CM(0)
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