私的血統論

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アジアエクスプレス(GI朝日杯FS)

アジアエクスプレス

GI朝日杯FSは、前走まで圧巻のレース振りでダート2連勝していたアジアエクスプレスが、芝に替わったこの舞台でも中山の急坂を力強く駆け抜けて快勝した。

その父ヘニーヒューズは、来春より新冠の優駿SSにて供用が開始される。

シンジケートが結成されているが、即日満口という人気ぶりで、余勢株も種付料を決定する前から予約が殺到していたと聞き及んでいる。

事実、公示種付料発表とともに即満口扱いになっていた。

同父のヨハネスブルグも初年度産駒となる2歳馬が素晴らしい活躍を見せているが、ヨハネスブルグに関してはサラブレ11月号に寄稿しているので、興味のある方はそちらを参照願いたい。

彼らの父ヘネシーは単年リースで日本に来た種牡馬であったため、その日本適性は判断の難しいところだが、少なくともヘニーとヨハネスにはそれがあったのだろう。

そのヘニーヒューズの血統には、配合を考える際に幾つか強化したい血脈があるのだが、アジアエクスプレスとの関係ではとりあえずTom Cat≓Teo Pepiを指摘しておきたい。

Tom Cat=Teo Pepi

ヘニーヒューズの血統では4×4のポジションに位置するこの2頭は、上記血統表を見てわかる通りTom Fool≓Sherry L.の相似な関係に加えて、Blenheimを持つ点でも共通している。

血統に詳しい方ならば、上記血統表を見てすぐにHaloとの血統的親和性を指摘する人もいるだろう。

私もこのTom Cat≓Teo Pepiをもって、ヘニーヒューズはHaloの血を持つ繁殖牝馬と相性が良いのではないかという考えを持っている。

もちろん、その最たる例はサンデー系牝馬との配合になるだろう。

さて、アジアエクスプレスは父の持つTom Cat≓Teo Pepiによる相似な血のクロスを、母内Cap and Bellsの血を用いることでその影響を継続させる配合になっている。

Cap and Bells

このように、Cap and BellsはTom Cat≓Teo Pepiと血統的親和性が高い関係にあり、これら3本の相似な血はアジアエクスプレスから見ると5・5×5の位置でクロスする。

一方、母Running Bobcatsは31戦9勝でそのうちステークスは5勝と、牝馬としては標準以上の競争成績を収めている。

重賞(G3)も2度挑戦したが、残念ながら着外に終わった。

全9勝の勝ち距離は、5F~7Fと短距離に限定されている。

興味深いのは勝ったステークスの内訳で、芝1勝に対してダートが4勝。

その競争成績からは芝もこなせるダート馬といったイメージで、芝のステークスは2着馬に1/2差しかつけていないが、ダートで勝ったステークスでは2着馬に4馬身以上突き放したのが3回もある。

まるでアジアエクスプレスの競争成績を見ているかのように感じたのは、私だけだろうか。

ちなみにRunning Bobcatsは2歳でステークス勝ちを含む4勝する一方、4歳になってからもステークスを2勝していて、早熟ながら成長力もあった。

息子のアジアエクスプレスもそういう面を持ち合わせているのか、非常に興味深い。

母Running Bobcatsの血統にも少し触れておくと、Portage6×5の牝馬クロスが特徴的だ。

このPortageクロスのうち1本はハートライン上に位置する血脈で、彼女の血統にアクセントを与えている。

また、PortageはMan o'War系×Teddy系の組み合わせを持つが、Running Bobcatsの血統にはPortage以外にもIron Maiden、Raise You、Crafty Admiralがこのニックを持つ。

Portage=Iron Maiden
Raise You=Crafty Admiral

このように、各血脈ともMan o'War系×Teddy系のニックを持っている。

そして、ヘニーヒューズもNothirdchanceやRaise Youを持っているため、アジアエクスプレスの代でもMan o'War系×Teddy系の影響を継続させた。

改めてアジアエクスプレスの血統を考察してみると、やはり米血脈が強い印象を受ける。

今回の朝日杯FSは高い競走能力で勝つことができたものの、基本的には母と同じく「芝もこなせるダート馬」という評価が妥当だろう。

その血統パターンから、マイル前後にもっとも適性がありそうなアジアエクスプレス。

来春はUAEダービーを目指すのか、あるいはNHKマイルCに照準を合わせるのか。

そのあたりの陣営の選択肢にも注目してみたい。
[ 2013年12月16日 18:58 ] カテゴリ:競走馬 | TB(-) | CM(0)
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