私的血統論

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ワンアンドオンリー(GⅢラジオNIKKEI杯2歳S)

ワンアンドオンリー

例年クラシック路線に有力馬を送り込むという意味では、クラシックに直結するレースともいえるGⅢラジオNIKKEI杯2歳S。

今年の勝ち馬は、7番人気の伏兵ワンアンドオンリーだった。

父ハーツクライ、母父タイキシャトルということで、もっとパワフルな馬体をしているイメージを持っていたが、パドックを見ると素軽くて歩様の柔らかい、そして程よい伸びのある芝中距離馬といった印象。

成長するにつれて、筋肉量も増えてきそうな体つきだが、その成長途上であれだけ強い勝ち方をした点は大きい。

当然、来年のクラシック戦線でも中心馬の一角を形成するだろう。

このレースでは、その血統背景からサトノアラジン(3着)やモンドシャルナ(6着)が人気になっていたが、こちらは期待するほど大きなインパクトを与えられなかった。

ワンアンドオンリーの父ハーツクライは、今年GI馬ジャスタウェイをはじめ多くの活躍馬を輩出し、大きな躍進を遂げた種牡馬である。

そのハーツクライの血統に関してはジャスタウェイの記事で取り上げたのだが、それを以下に引用しようと思う。

ハーツクライはサンデー×トニービン牝馬の配合であるが、この組み合わせではサンデーの2代母Mountain Flowerが持つHyperion3×4とトニービンが持つHyperion5×3・5による、Hyperion系血脈の強化が一つの特徴だ。

この血統的特徴から察するに直線の長い東京コース向きの馬かと思いきや、GⅠ有馬記念やGⅠドバイシーマクラシックの優勝、そしてGⅠKジョージ6世&QエリザベスSで3着するなど、その競走成績からはパワーと底力にあふれた印象を受ける。

そうなると、Hyperion系以外の血統的特徴があるのではないか。

そして、それはNothirdchance≓My Bupersによる米血脈の組み合わせが大きく作用しているように思える。

Nothirdchance=My Bupers

ハーツクライの血統で4×3でクロスするこの2頭は、Blue LarkspurとMan o'WarそしてSir Gallahadを持つ点で共通している。

特にBlue Larkspur×Man o'Warという限定的な見方ではBlue Swords≓Busandaを形成し、またBlue Larkspur×Sir Gallahadという視点ではNothridchance≓Revokedと見ることも可能だ。

要は、それだけ血統的親和性が高い関係なのだ。

ハーツクライ産駒の活躍馬の特徴として、母側に米血脈を持つタイプが多いことに気付いている方々もいらっしゃるだろう。

例えばハーツクライ産駒の重賞勝ち馬は、ギュスターヴクライを除いて、父ハーツクライが持つNothirdchance≓My BupersのうちBlue Larkspur×Sir Gallahad(Bull Dog)を活かした血統パターンを持っているはずだ。

ギュスターヴクライはNothirdchance≓My Bupersのうち母方Relicの血脈を活かすことで、Blue Larkspur(Black Toney系)×Man o'Warの組み合わせを形成するほか、Hyperion系ラインの強化も図った血統パターンを持つ。

上述の視点から、ワンアンドオンリーの母ヴァーチュの血統を見てみると、その父タイキシャトルの存在が一つポイントになるだろう。

なぜなら、タイキシャトルはHail to Reason3×5のラインブリードを持つが、Hail to Reasonの母はハーツクライの血統で指摘したNothirdchanceだからである。

さらにタイキシャトルの持つNijinsky内Bull Page、そしてヴァーチュの2代母の父Mr.Prospector内Miss Dogwoodの血がNothirdchanceと血統的親和性が高い関係にある。

Bull Page=Miss Dogwood

この2頭はいずれもBull Dog系×Blue Larkspur牝馬の組み合わせを持つが、NothirdchanceもBlue Larkspur系×Sir Gallahad(Bull Dogの全兄)系のニックを有する。

この他にもサンデーサイレンス≓Devil's Bag(父が同じで、いずれもMahmoudクロスを持つ)やLyphard≓Danzig(父が同じで、いずれも母系にFair Trialを持つ)、あるいはCosmic Bomb(Haloの母父)≓Blade of Time(Damascusの2代母)など、ワンアンドオンリーの血統は父母の相性の良さが随所に見られる良配合だ。

その血統から、ハーツ産駒にしてはそれほど長い距離には向かない印象も受けるが、春のクラシックまでは有力候補として注目したい。



さて、今回が今年最後の更新になりそうだ。

今年の牧場成績は極端に悪かったわけでもないが、決して満足できるものでもない、消化不良な1年だった。

ちょうど保有している種牡馬のシンジケート株が古くなってきた時期と重なったためだろうか、正直思ったほど競争成績が上がらなかった感がある。

その分、余勢株などを買いながら血の更新を図ってきたので、来年以降は少しずつ成績も向上してくれることを願っている。

まあ、そう単純ではないことは身に染みて感じているのだが。(苦笑)
[ 2013年12月28日 06:00 ] カテゴリ:競走馬 | TB(-) | CM(0)
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