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新馬戦から勝ち馬を送る新種牡馬たち(JRA編)

前回は、ホッカイドウ競馬のフレッシュチャレンジから勝ち馬を送る新種牡馬を取り上げたが、今回は中央の新馬戦勝ち馬を送る新種牡馬たちを3頭ほど取り上げようと思う。

まずは、新種牡馬のなかでも特に注目度の高いエンパイアメーカー産駒であるドルメロが、7月5日中京の新馬戦(芝1400)で見事勝ち上がった。

ドルメロ

新馬にしてはしっかりとした走り方で、直線の長い中京を確実に伸びてきた感がある。

つづく中京2歳Sでも2着に敗れはしたが、見どころのあるレース振りだった。

2戦とも稍重だったことを考えると、将来的にパンパンの馬場でスピード決着になるときにどこまで通用するか、今後のレース振りに注目していきたい。

そのドルメロの血統は、サラBLOOD!創刊号のなかで取り上げたエンパイアメーカー×フジキセキ牝馬という配合から生まれている。

この配合では、Gana Facil≒ミルレーサーおよびImage of Reality≒Marston's Millという2つの3/4同血クロスができるのが特長で、誌上では勝ち上がり率の高いスピード配合と評した。

Image=Marston's

サラBLOOD!に興味のある方は、是非ご購読頂きたい。

さて、同じく新種牡馬として新馬戦勝ち馬を送り出したのが、エンパイアメーカーの息子バトルプランである。

バトルプラン産駒のマイネルシュバリエは、7月27日福島の新馬戦(芝1800)でやや押し出されるような感じで先頭に立ち、道中うまく折り合いをつけて、最後の直線では余力を活かしてしっかりと伸びて快勝した。

マイネルシュバリエ

バトルプランは、馬体的に父似のところがあるが、あえて違いを指摘するならば、父よりも背中の線が短い長躯短背の馬体をしている。

そのため、父に比べるとよりスピード体型に見えて、福島のようなコースでもうまく立ち回れるような器用さを持つ産駒が生まれやすいと考える。

マイネルシュバリエの血統で目に付くのは、El Gran Senor≒マルゼンスキーによる相似クロスだ。

El Gran Senor=マルゼンスキー

いずれもNorthern Dancer系×Buckpasser牝馬との組み合わせであり、血統的親和性が高い関係にある。

ただ、マイネルシュバリエの場合、その血統で褒められるべきは母マイネポリーヌの血統パターンだろう。

彼女の競走成績は2戦のみで終わっているものの、Xライン上でマルゼンスキー3×2を持つという大胆な血統パターンは繁殖牝馬としての成功をもたらした。

彼女の血統では、ヒンドスタン5×4についてもXライン上でクロスしていて、さらにはこれら2つの血脈を含めたキャンペンガール≒マイネミレーという相似クロスまで形成しているのだ。

キャンペンガール=マイネミレー

上記血統表の比較ではわからないが、マイネミレーの3代母の父トサミドリはプリメロの息子であるため、キャンペンガール≒マイネミレーの血統的親和性はかなり高いと言える。

マイネポリーヌはその血統背景を活かして、すでにGⅢ2着2回のマイネグレヴィルという活躍馬を出しているが、いずれ重賞勝ち馬を輩出しても不思議ない母馬だと考えるし、もしかするとそれはマイネルシュバリエなのかもしれない。

最後に、ハービンジャー産駒の新馬戦勝ち馬2頭を取り上げよう。

7月20日には函館の芝1800でスワーヴジョージが、また7月27日には札幌の芝1800でジャズファンクが新馬戦勝ちを収めた。

スワーヴジョージ

ジャズファンク

スワーヴジョージは名牝フェアリードールの牝系出身で、ジャズファンクも2代母に名牝シンコウラブリイを持つなど、両馬とも牝系が優れた良血馬だ。

また、どちらも母父がサンデーサイレンスである点も共通しているが、これは偶然ではないだろう。

父ハービンジャーがAlmahmoudを6本持つ血統であり、日本適性のある産駒を出そうとするなら、やはりAlmahmoudのラインを強化すべきだし、その配合に最も適しているのがサンデーの血脈である。

2頭とも勝ち上がりが芝の中距離であり、また洋芝であった点を考慮すると、これからのハービンジャー産駒に注目すべき点はスピード決着でのレースでどれほど適応できるかということだろう。

ただ、この種牡馬の場合、上記2頭に限らず良血の繁殖牝馬に配合されているので、その血統的な質の高さである程度能力の高い勝ち馬を量産してくるはず。

距離適性を考えると、来年のクラシック戦線に数頭の有力馬を送り込んでくる可能性もある。
[ 2014年07月31日 18:38 ] カテゴリ:種牡馬 | TB(-) | CM(0)
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